ESS-D シリーズ

ESTERIスタンダードモデルであるESSシリーズに乾燥機能を付帯

ESTERIスタンダードモデルであるESSシリーズは「もっと早く」を目指して開発されたスタンダードモデルです。
これに乾燥機能を備えた本シリーズは、洗浄後の器具を滅菌・乾燥までこの一台で行えます。

湿った状態で取り出す必要がなく、細菌の増殖を抑えた衛生的な使用が可能です。

液体の滅菌性能もそのままに、幅広い用途に応える万能モデルです。

運転時間の短縮

運転時間を短縮しました。
加熱工程と冷却工程を適正化することで従来モデルに比べ30%以上の運転時間短縮を実現しました。
これにより作業効率が大幅に上がります。


送風乾燥機能

全自動の送風乾燥で衛生的な環境を。
滅菌後に缶内の熱湯を自動排出し、送風乾燥させます。金属やガラス器具など乾いた状態で取り出せます。
追加乾燥が必要な場合には乾燥のみを行う「乾燥」モードも選択できます。


データストレージ機能(オプション)

日々の管理を簡単に。
滅菌運転をPCで定量的に可視化(設定・温度・時間・エラー等)することで、日々の滅菌管理が容易になります。

直感的な簡単操作

最小限のキーと工程表示によりシンプルなキー操作で設定できます。
最後に使用したプログラムは保存されるため、同じ物品を繰り返し滅菌処理する場合は、スタートキーを押すだけの簡単操作です。


フタインターロック付きの安全対策

使用者の安全を守ります。
滅菌完了後も安全な温度に下がるまではフタロックが解除できない安全装置を装備しています。


その他のオプション

  • 品温センサー
    滅菌物中心の温度を測定でき、滅菌タイマースタートとしても使用できます。
  • プリンター:
    運転データを感熱紙に印字できます。
  • 高地仕様:
    標高1000m以上の地域では標準仕様では使用できません。
    標高に合わせた仕様に変更する必要があります。

運転時間の短縮

滅菌処理がボトルネックになっていませんか。
処理量が多く1日の運転回数を増やしたい、滅菌処理が長く待ち時間が発生している、などが解決できるかもしれません。

滅菌の成否は温度と時間で決まります。これを短縮することはできませんが、温度上昇時間と取り出すまでの冷却時間が短縮できれば総運転時間は短縮できます。
ここに着目して加温のためのヒーターと冷却のためのファンを容量アップしてそれぞれ30%以上の時短を達成しました。(当社比)

データストレージ機能(オプション)

滅菌不良はその後の検査・評価に大きな影響を与えます。
これを防止するためにBI(バイオロジカルインジケータ)やCI(ケミカルインジケータ)を使用し滅菌可否を確認しますが、これらによるコスト増大は避けられません。

データストレージ機能は、日々の運転データをPC上で確認・保存することで日々の管理を簡単にして、BI、CIなどのランニングコストを削減できます。
また、品温センサー(オプション)と併用することで滅菌物の中心温度(最も滅菌されにくい部位)を測定し必要な滅菌時間が数値で把握できるため確実な滅菌条件算出に有効です。

乾燥機能

オートクレーブは水蒸気で処理するため、滅菌処理後は水滴化した蒸気により濡れた状態になります。器具類などはこのまま保管すると水分による細菌類の増殖による汚染環境を作ってしまいます。
本シリーズなら、濡れたまま取り出さずに乾燥まで行えるので、乾いた状態で安心して取り出せます。

除菌フィルターを介しクリーンで乾いた空気を送風ポンプで缶内に押し込みます。チャンバー外周に取り付けられた加熱ヒーターによりチャンバー内の水分が蒸気化し、滅菌物の水分を外部に押し出します。
ステンレス器具、ガラス器具の乾燥に適しています。

しかし、水分を吸収するようなフィルターや水が抜けにくい長いチューブ、ケース状の器具、滅菌バッグした器具類の乾燥はできません。
その場合は、EFVシリーズをご選択ください。

品温センサー(オプション)

滅菌タイマーの設定に悩んだことはありませんか?
液体・固体などの滅菌物は熱が伝わりにくく、表示温度より遅れて滅菌温度に到達します。これを『滅菌タイムラグ』と言います。
品温センサーなら、滅菌物が温度到達したときにタイマーが開始されるため、効率的に滅菌有効時間がキープされ、安心・確実な滅菌が行えます。

ESS-62DESS-96DESS-117D
缶内直径x有効高さ (mm)Φ320×660Φ400×660Φ400×820
缶内容積 (L)6296117
外寸法 WxDxH (mm)555×660×980625x760x980625x760x1140
重量 (kg)8198105
滅菌温度 (℃)100-140100-129100-125
滅菌時間(時間:分)00:01 -  48:00(全機種共通)
乾燥温度(℃)60 -  150 (全機種共通)
最高圧力 (MPa)0.2900.2000.170
運転パターン1. 滅菌 / 2. 滅菌-保温 / 3. 溶解-保温
4. 滅菌-乾燥 / 5. 乾燥 (全機種共通)
必要な電源AC 200V, 単相, 30A以上

1. 滅菌

滅菌のみのパターンです。液体、器具などに一般的に使用されています。

加熱→滅菌→冷却

シンプルな工程で最短の処理が可能です。
器具類などの滅菌は「EXHAUST」設定にすると滅菌後に自動排気され圧力を急速に下げることができるため冷却工程をさらに短縮することができます。 

2. 滅菌 – 保温

滅菌後の液体培地が常温で固まらない状態で保管できます。

加熱→滅菌→冷却→保温(40~60℃)

滅菌後40~60℃で保温することで培地の固形化を防ぎ、その後の分注が中断することなく効率的な作業が可能となります。

3. 溶解 – 保温

主に滅菌済みのゼリー状に固まった培養培地の溶解に使用します。

加熱→溶解(40~99℃)→冷却→保温(40~60℃)

溶解は40~99℃の温度範囲で設定できるため、簡易的な煮沸消毒にも使用できます。また、予めカレンダータイマーで本工程を仕掛けておき、機器を暖めておくことで滅菌運転時間を短縮することができます。

4. 滅菌 – 乾燥

器具類を滅菌後に乾燥するパターンです。

加熱→滅菌→排湯→乾燥

滅菌後取り出すことなく乾燥されるため衛生的な環境を保つことができます。

5. 乾燥

乾燥のみを行う工程です。
運転完了後、乾燥不足であった場合の補助として使用します。

フタインターロック機能

フタを締めてレバーをスライドするだけの簡単操作で、安全にロックできます。スライドが不十分な場合はアラームが鳴り、作動しません。
運転中はしっかり固定され、温度が下がるまでロックが外れないため突沸などの火傷を防ぎます。

空焚防止装置

水が不足するとアラームが鳴り、自動で停止します。
これにより空焚きによる過熱を防止し、装置および使用者の安全を確保します。

温度過昇/過圧防止装置

運転中に缶内温度が設定温度・圧力を上回った時にアラームが鳴り加温を停止します。
過剰に滅菌物を詰め込みすぎた場合に発生しやすくなります。

センサー断線検知

温度センサーが故障したときにアラームが鳴り運転を停止します。
温度制御に重要な計器で機器の暴走を防止します。

漏電ブレーカ

機器の漏電を感知し主電源をOFFにします。
漏水や電気部品の故障時に作動し、使用者の感電を防止します。

圧力安全弁

異常な圧力まで上昇したときに缶内の蒸気を逃がし、圧力上昇を防止します。万が一電気的な安全装置が故障して機器が暴走したときに作動する二重の安全装置です。

データストレージ

USBメモリ接続でPCにデータを取り込みできる管理システムです。標準的な条件(121℃、20分、サンプリングサイクル10秒)で、約1000サイクル分のデータを保存できます。

出力項目

  • 滅菌可否
  • 設定内容
  • バッチ番号
  • 温度
  • 時間
  • 対象物温度(オプション)
  • エラーコード
  • 最高/最低/平均滅菌温度

品温センサー

品温モード運転

滅菌物の中心温度は缶体の温度よりも遅れて上昇します。例えば、1リットルの液体が121℃に達するには機器が121℃に到達してから10分後に到達します。
品温センサーの先端を液体の中心に配置することで、液体の温度を監視できるだけでなく、液体が設定温度に達した時点でタイマーのカウントダウンを開始する「品温モード運転」が可能です。
これにより条件が異なる多種の滅菌を確実に行えます。

プリンター

運転開始と同時に自動印字を開始し、滅菌タイマー作動のタイミングを含めた工程を記録します。運転終了時には自動で印字を完了するため、滅菌プロセスを正確かつ手間なく可視化し、記録管理の効率化と信頼性向上に貢献します。

出力項目

  • 滅菌可否
  • 設定内容
  • 処理番号
  • 温度
  • 時間
  • 対象物温度(オプション)
  • エラーコード
  • 最高/最低/平均滅菌温度

高地仕様(1000m以上)

高地では気圧の低下により水の沸点が下がり、オートクレーブの温度・圧力制御に影響を与える可能性があります。
本シリーズでは標高条件に応じた設定変更に対応しており、高地環境でも適切な滅菌条件を維持し、安定した運転を実現します。

金網カゴ

滅菌物は、缶体に直接入れないでください。動作不良を引き起こすだけでなく重大な事故に繋がります。
必ず金網カゴに滅菌物を入れてください。

本シリーズは、以下の金網カゴが標準装備されています。
液体を滅菌する場合は、容器を金網カゴに入れるか別売りの滅菌容器(アクセサリー)をご購入ください。

ESS-62DESS-96DESS-117D
内径×高さ(mm)Φ300x300Φ380x300Φ380x400
個数222
品番BW3030BW3830BW3840

挿入本数

ねじ口瓶(ISO規格)
100ml
Φ56×100mm
250ml
Φ70×138mm
500ml
Φ86×176mm
1000ml
Φ101×225mm
カゴ直径
Φ300
19本12本8本5本
カゴ直径
Φ380
31本19本13本9本

挿入本数

ESS-62D38 (57) 本24 (36) 本14 (21) 本10本
ESS-96D62 (93) 本38 (57) 本28 (42) 本18本
ESS-117D62 (124) 本38 (76) 本28 (56)本18本
*( )内の数字は、標準の金網カゴをアクセサリー(オプション)の金網カゴ(高さ200mm)に交換した場合の総積載本数を表します。

金網カゴ

各種サイズをラインナップしています。滅菌物のサイズによりご選択ください。
その際は缶体の直径と有効高さにご注意ください。

品番内寸 直径×高さ(mm)
BW3020Φ300×200
BW3030Φ300×300
BW3815Φ380×150
BW3820Φ380×200
BW3830Φ380×300
BW3840Φ380×400

カゴ底収納皿

使用済シャーレなどの廃棄物滅菌は溶けた液体が
こぼれることで機器を汚します。

これによる機器の故障を防止するために、金網カゴ
の底に収納しこぼれた液体を受けることができます。

品番内寸 直径×高さ(mm)適合カゴ内寸
DH2896Φ289×60Φ300
DH3636Φ363×60Φ380

滅菌容器

大量の液体や粘性のある物質、または土壌を滅菌する場合は、
滅菌容器を使用します。
ただし、金網カゴとは異なり、重ねて使用すると下段容器内の
空気を閉じ込めてしまい滅菌不良となります。
必ず1個のみで使用してください。

品番内寸 直径×高さ(mm)
VN2727Φ270×270
VN3636Φ360×360

Why ESTERI?

滅菌を早く・簡単・確実に
食や医療で必要不可欠な衛生の現場を下支えする
日本発の滅菌器メーカー

50年以上の実績

1976年から培ってきたラボ・医療分野の滅菌技術

国際規格に基づいた品質

個人の能力に依存しない「ものづくり」

お客様のニーズに応える

個別ニーズに寄り添う柔軟な特注対応

世界80ヶ国以上へ

コンパクトオートクレーブのグローバルブランド

国際規格 認証取得

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