ERM-96

レトルト食品製造のスタートアップモデル

レトルト食品の最大の特徴は添加物を使うことなく常温長期保存ができることです。これにより冷蔵・冷凍が不要になりコールドチェーンに頼らない流通が可能となります。
ERM-96はレトルトパウチ食品、缶詰・瓶詰食品を常温流通させるために最も重要な殺菌を行う機器です。

殺菌の度合いを視覚化しコントロールする「F値制御」、食肉や乳製品など食感や鮮度を重視しなければならない食品に最適な「低温調理・殺菌機能※1」、200gのパウチが1回の運転で約60袋の殺菌が可能、殺菌技術を詳細にまとめた「手引き・解説書」などで「新しい食のビジネス」を後押しする1台です。

※1 低温調理・殺菌では常温保存・流通させることはできません。
 冷蔵・冷凍保存が必要になります。

小ロット生産に適した処理量

小型レトルト殺菌器としては最大の処理量。
必要な設備は単相電源と給排水のみ。
官庁への設置届や機器作業責任者などは不要です。


F値運転モード

レトルト食品の製造に求められる殺菌基準「F値」を自動で算出し、
どんな形状の食材でも確実な殺菌を行い、安心安全なレトルト食品製造が可能です。


デジタルレコーダーに自動記録

食品衛生法で求められている運転毎の殺菌データをデジタルレコーダーに自動記録、データはお手持ちのPC内で保存することができます。

運転時間は約90分

1人前レトルトカレーなら1回の処理で60食分を処理可能です。運転開始から冷却までの所要時間は約90分。


パウチだけでなくビン、缶も殺菌可能

外置きコンプレッサーにより素早い加圧制御を実現。
ビンの割れや缶の凹みなどを抑えた殺菌処理が可能です。


食材に合わせた2種類の殺菌方法

レトルト食品用には100℃以上の高温殺菌、チルド食品用には99℃以下の低温殺菌。
それぞれの殺菌方法で食材の特性に応じて幅広く活用することができます。

スタートアップに適したサイズと機能

レトルト食品の製造は、冷凍やチルド食品に比べて敷居が高いと感じられることが多いのではないでしょうか。確かに、目に見えない微生物に対するリスクや、レトルト食品特有の法令が存在し専用の設備が必要なため、容易に始めることができないという印象を持たれがちです。

しかし、ESTERIのレトルト殺菌器ERM-96は法令で求められる殺菌強度「F値」の算出を自動で行う機能を備えており、殺菌データの保存や閲覧が容易にできるデジタルレコーダーも標準装備しています。真空包装機とERM-96があれば、レトルトパウチ食品の製造を開始することが可能です。

1人前レトルトカレーサイズが1回60食分の処理が可能です。
1回の運転時間は約90分、運転コストは電気と水道合わせて1回150円前後。
5回/日の運転で300個の製造が可能です。

ESTERIでは、機器だけでなくレトルト食品製造に必要な業許可や賞味期限の設定方法などのソフト面での知識も提供しています。

様々な包装物に対応

パウチだけでなく缶、ビンの殺菌も可能です。
外置きコンプレッサーにより素早い加圧が可能で圧力変動が少なくビンの割れや缶の凹みなどを抑えることができます。

F値を自動算出する「F値運転モード」

食品衛生法では「食材の中心温度を120℃で4分(F値4)以上の加熱処理を施さなければならない」と定められています。
ボツリヌス菌は耐熱性が非常に高く、100℃以上の熱処理が必要です。食材の大きさや量によって温度の上昇速度は異なりますが、このF値は殺菌強度を示しており、温度と時間からなる面積によって求められます。

下の図は121℃と110℃で殺菌したグラフになります。
色がついた部分の面積が同じであれば、同じ殺菌効果が得られたということになります。

ERM-96は、複雑なF値を自動的に算出する「F値運転モード」を搭載しており、確実に殺菌することができます。

また、食品衛生法により、殺菌データは3年間の保管が義務付けられており、各運転の殺菌データはデジタルレコーダーに自動的に記録されます。データはUSBメモリを介して抽出でき、手持ちのPCで容易に保管できます。

高温殺菌と低温殺菌

食品を常温で保存するためには、100℃以上の高温殺菌が必要です。しかし、過度の加熱は、食材の食感や色合いに悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、肉や魚では油分が分離し食感がパサつくことがあります。この場合は、チルド食品を前提とした100℃以下の低温殺菌で対応します。

スーパーに並ぶレトルト食品の多くはカレーなどの煮込み料理であり、その理由は高温による食感や色の変化が少なく大量生産に適しているからです。
一方、100℃以下の低温殺菌は、食材の食感や風味を保持した食品の製造を可能にします。ただし、加熱温度が低いため、製造中の衛生管理や冷蔵保存が一層重要となります。賞味期限が短く、流通や保管状態によって風味が変わりやすいというデメリットも存在します。

食品の特性に応じて、保存性や扱いやすさを重視する方には「高温殺菌」、おいしさや自然な風味を重視する方には「低温殺菌」を選択できます。

ERM-96
缶内直径×有効高さ (mm)Φ400×650
缶内容積 (L)96
外寸法 W×D×H (mm)920×765×1130
重量 (kg)133(コンプレッサー除く)
滅菌温度 (℃)60 - 121
滅菌時間(時間:分)00:01 -  99:59
最高圧力 (MPa)0.200
必要な電源本体:AC 200V, 単相,,30A以上
コンプレッサー:AC100V,15A

空焚防止装置

水が不足するとアラームが鳴り自動で停止します。これにより空焚きによる過熱を防止し、装置および使用者の安全を確保します。

センサー断線検知

温度センサーが故障したときにアラームが鳴 り運転を停止します。温度制御に重要な計器で機器の暴走を防止します。

温度過昇/過圧防止装置

運転中に缶内温度が設定温度・圧力を上回った時にアラームが鳴り運転を停止します。過剰に滅菌物を詰め込みすぎた場合に発生しやすくなります。

フタ締め確認装置

フタ締めが不十分の際アラームが鳴り運転が開始されません。

漏電ブレーカ

機器の漏電を感知し主電源をOFFにします。漏水や電気部品の故障時に作動し、使用者の感電を防止します。

圧力安全弁

異常な圧力まで上昇したときに缶内の蒸気を 逃がし、圧力上昇を防止します。万が一電気 的な安全装置が故障して機器が暴走したとき に作動する二重の安全装置です。

水位検知機能

缶内の水位が既定位置に達しない時、水位が既定以上に上昇した時にアラームが鳴り運転を停止します。

水圧検知機能

水栓が開いていないなど給水圧が低い時にアラームが鳴り運転を停止します。

加圧検知機能

加圧用コンプレッサーの圧力が低い時にアラームが鳴り運転を停止します。

給水圧送装置

水栓の水圧が低いと機器が正常に動作しません。(0.250MPa以下)高地や海沿い、ビルやマンションは水圧が不足している場合があります。
水栓と本体の間に本装置を追加することで、安定した水圧を確保します。

排水冷却ユニット

運転中に蒸気や熱湯が排出されるため、90℃以上の耐熱排水設備が必要になります。
グレーチングや鉄製の耐熱排水管であれば問題ありませんが、これらがない場合には本装置を選択してください。
排気、排水を冷却した後に建屋に排水します。

ステンレス金網カゴ 各種

各種サイズをラインナップしています。
トレーまたはパーテーションとセットでご使用ください。

品番内寸 直径×高さ(mm)挿入可能個数
BW3815Φ380×1504
BW3820Φ380×2003
BW3830Φ380×3002
BW3840Φ380×4001

トレーおよびパーテーション

レトルトパウチ横置き用 トレー5枚セット(BW3820に5枚挿入可能)

レトルトパウチ縦置き用 パーテーション

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