ETV シリーズ
耐久性に特化したタフさが現場を止めません
ETVシリーズは「故障せずに長く使える」ことを徹底的に追及した耐久性に特化したモデルです。
オートクレーブの故障の原因となる複雑な機構を排除し、配管ラインを耐薬品性の高いステンレス材とし、その経路を最短にすることで、異物の詰まりを防止します。
水質検査の窒素・リン分解で用いられる試薬や多量の廃棄物など、機器の腐食を促進させやすい試料の処理に最適なオートクレーブです。
その他高い滅菌性能と溶解・保温機能により、一般的な実験器具や液体の滅菌にも対応しています。

ESTERI No.1の耐久性
配管ラインには、耐薬品性に優れたステンレス材を使用し、腐食に強い高い耐久性を実現しました。
また、配管経路の最適化により異物の詰まりを防止し、壊れにくさを徹底的に追求しました。腐食性の高い薬品や酸性培地の滅菌に適しています。
シンプルで堅牢
故障の原因となる複雑な機構を排除しながら、複数のフタロックハンドルによりフタを確実に締め込む安全性が確保されています。
空気排出機能
運転中の圧力を監視し残留空気を排出することで滅菌に重要な飽和蒸気環境となるよう自動調整します。

直感的な操作感
最小限のキーと工程表示によりシンプルなキー操作で設定できます。 最後に使用したプログラムは保存されるため、同じ物品を繰り返し 滅菌処理する場合は、スタートキーを押すだけの簡単操作です。
高地仕様(オプション)
標高1000m以上の地域では標準仕様では使用できません。
標高に合わせた仕様に変更する必要があります。
本シリーズでは標高条件に応じた設定変更に対応し、高地環境でも適切な滅菌条件を維持し、安定した運転を実現します。
腐食性物質や薬品に強い
一般的なオートクレーブでは、滅菌水や蒸気が循環する配管ラインに銅配管が使用されています。銅配管は加工が容易であり、低コストであるため、広く採用されています。しかし、滅菌物のpHなどの影響により腐食や溶出のリスクがあることが欠点です。特に、水質検査で用いられるペルオキソ二硫酸カリウムやその分解生成物である硝酸イオン、リン酸イオンは、銅配管を腐食させやすく配管の穴あきによる蒸気漏れや水漏れを引き起こす可能性があります。
本シリーズは、腐食に強いステンレス配管を標準装備しており、耐薬品性や腐食性物質への耐久性を考慮した構造となっています。

シンプルな構造で堅牢性を実現
オートクレーブの故障は、複雑なロック機構や配管経路の詰まりが原因となることが多いです。例えば廃棄物滅菌の処理量が多い場合は、漏れた培地により配管を詰まらせ排水ができなくなります。
本シリーズは、フタを直接押さえるハンドルロック機構を採用し、適切な数を配置することで安全性と堅牢性を両立させています。さらに、配管ラインのサイズを最適化、最短化することで異物の詰まりを防ぎ、日常のメンテナンスも容易にしています。
空気排出機能
確実な滅菌を実現するためには、缶体内および滅菌物内の空気を可能な限り排除することが必要です。
空気が残存すると蒸気が滅菌物の隅々まで浸透せず、滅菌不良を引き起こします。
特に廃棄物滅菌の場合、滅菌バックに入れる量や廃棄物の形状により空気が排出されにくくなります。残留空気は膨張しバック内から缶体内に放出され缶内圧力が上昇します。これにより滅菌不良になるだけでなく加圧エラーが発生し運転が停止してしまいます。
本シリーズは運転中に常に圧力を監視し設定圧力になると排気されることで、理想的な飽和蒸気環境を作り、より確実な滅菌を実現します。

空気排出機能なし
ETVシリーズ

| ETV-50 | ETV-96 | ETV-118 | |
| 缶内直径×有効高さ (mm) | Φ300×630 | Φ400×650 | Φ400×830 |
| 缶内容積 (L) | 50 | 96 | 118 |
| 外寸法 W×D×H (mm) | 600×400×990 | 770×560×980 | 770×560×1160 |
| 重量 (kg) | 55 | 80 | 91 |
| 滅菌温度 (℃) | 100-127 | 100-127 | 100-124 |
| 滅菌時間(時間:分) | 00:01 - 48:00(全機種共通) | ||
| 最高圧力 (MPa) | 0.180 | 0.180 | 0.160 |
| 運転パターン | 1.滅菌 / 2. 滅菌-保温 / 3. 溶解-保温(全機種共通) | ||
| 必要な電源 | AC 200V, 単相, 30A以上 | ||
1. 滅菌

滅菌のみのパターンです。廃棄物、液体、器具などに一般的に使用されています。
●加熱→滅菌→冷却
シンプルな工程で最短の処理が可能です。
器具類などの滅菌は「EXHAUST」設定にすると滅菌後に自動排気され圧力を急速に下げることができるため冷却工程を短縮することができます。
2. 滅菌 – 保温

滅菌後の液体培地が常温で固まらない状態で保管できます。
●加熱→滅菌→冷却→保温(40~60℃)
滅菌後40~60℃で保温することで培地の固形化を防ぎ、その後の分注が中断することなく効率的な作業が可能となります。
3. 溶解 – 保温

主に滅菌済みのゼリー状に固まった培養培地の溶解に使用します。
●加熱→溶解(40~99℃)→冷却→保温(40~60℃)
溶解は40~99℃の温度範囲で設定できるため、簡易的な煮沸消毒や低温殺菌にも使用できます。また、予めカレンダータイマーで本工程を仕掛けておき、機器を暖めておくことで滅菌運転時間を短縮することができます。
空焚防止装置
水が不足するとアラームが鳴り、自動で停止します。機器の空焚きや滅菌物へのダメージを防ぎます。

温度過昇/過圧防止装置
運転中に缶内温度が設定温度・圧力を上回った時にアラームが鳴り加温を停止します。過剰に滅菌物を詰め込みすぎた場合に発生しやすくなります。

センサー断線検知
温度センサーが故障したときにアラームが鳴り運転を停止します。温度制御に重要な計器で機器の暴走を防止します。

漏電ブレーカ
機器の漏電を感知し主電源をOFFにします。
漏水や電気部品の故障時に作動し、使用者の感電を防止します。
圧力安全弁
異常な圧力まで上昇したときに缶内の蒸気を逃がし、圧力上昇を防止します。万が一電気的な安全装置が故障して機器が暴走したときに作動する二重の安全装置です。
高地対応(標高1000m以上)
高地では気圧の低下により水の沸点が下がり、オートクレーブの温度・圧力制御に影響を与える可能性があります。
本シリーズでは標高条件に応じた設定変更に対応しており、高地環境でも適切な滅菌条件を維持し、安定した運転を実現します。

金網カゴ

滅菌物は、缶体に直接入れないでください。動作不良を引き起こすだけでなく重大な事故に繋がります。
必ず金網カゴに滅菌物を入れてください。
本シリーズは、以下の金網カゴが標準装備されています。
液体を滅菌する場合は、容器を金網カゴに入れるか別売りの滅菌容器(アクセサリー)をご購入ください。
| ETV-50 | ETV-96 | ETV-118 | |
| 内径×高さ (mm) | Φ270×300 | Φ380×300 | Φ380×400 |
| 個数 | 2 | 2 | 2 |
| 品番 | BW2730 | BW3830 | BW3840 |
挿入本数

ねじ口瓶(ISO規格)
| 100ml Φ56×100mm | 250ml Φ70×138mm | 500ml Φ86×176mm | 1000ml Φ101×225mm | |
| カゴ直径 Φ270 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 14本 | 9本 | 7本 | 4本 | |
| カゴ直径 Φ380 | ![]() | |||
| 31本 | 19本 | 13本 | 9本 | |
挿入本数
| ETV-50 | 28 (42) 本 | 18 (27) 本 | 14 (21) 本 | 8 本 |
| ETV-96 | 62 (93) 本 | 38 (57) 本 | 28 (42) 本 | 18 本 |
| ETV-118 | 62 (124) 本 | 38 (76) 本 | 28 (56) 本 | 18 本 |
金網カゴ

各種サイズをラインナップしています。滅菌物のサイズによりご選択ください。
その際は缶体の直径と有効高さにご注意ください。
| 品番 | 内寸 直径×高さ(mm) |
| BW3020 | Φ300×200 |
| BW3030 | Φ300×300 |
| BW3815 | Φ380×150 |
| BW3820 | Φ380×200 |
| BW3830 | Φ380×300 |
| BW3840 | Φ380×400 |
カゴ底収納皿
使用済シャーレなどの廃棄物滅菌は溶けた液体がこぼれることで機器を汚します。
これによる機器の故障を防止するために、金網カゴの底に収納しこぼれた液体を受けることができます。

| 品番 | 内寸 直径×高さ(mm) | 適合カゴ内寸 |
| DH2676 | Φ267×60 | Φ270 |
| DH3636 | Φ363×60 | Φ380 |
滅菌容器
大量の液体や粘性のある物質、または土壌を滅菌する場合は、滅菌容器を使用します。
ただし、金網カゴとは異なり、重ねて使用すると下段容器内の空気を閉じ込めてしまい滅菌不良となります。
必ず1個のみで使用してください。

| 品番 | 内寸 直径×高さ(mm) |
| VN2727 | Φ270×270 |
| VN3636 | Φ360×300 |
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